インドの澄ましバター・ギー

Ghee

ネパール語では(ghyū ギュー)といいます。
ローラの休日で紹介されたローラお気に入りのインドの澄ましバター・ギー。
日本ではあまりみかけません。
ウシや水牛、ヤギの新鮮な乳を沸騰させて加熱殺菌した後に乳酸発酵させ、凝固したものを撹拌してバター状にします。
これをゆっくり加熱して溶かし、溶けた脂肪分が黄金色になり、沈殿した固形分が褐色になったらろ過して容器に移し冷まします。
加熱ろ過の過程で水分、糖分、蛋白質などが除かれるため、無塩ながらバターよりも腐敗しにくくなり、
平均気温の高い地域において長期間、常温で保存することが可能になります。100年もつものもあるそうです。
ギーは、脂溶性のビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、コリン、オメガ3、オメガ6を含有してます。
ラクトースやカゼインがありません。
美容にもよいといわれる油ですね。
バターに似ていますが、加熱すると独特の香ばしい香りが生まれます。
調理油として炒め物や菓子作りに用いるほか、炊いた白飯に混ぜたり、焼きたてのチャパティやナンに塗って食べます。
アーユルヴェーダでは、ギーは薬用としても用いられます。

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